英文解釈の技術100とポレポレは、英文解釈力を上げるための難関大レベル参考書です。
両方とも有名でどちらの参考書を始めるのが良いのか悩ましいです。
そこで、英文解釈の技術100とポレポレの両方をさまざまな面から比較したいと思います。
両方を受験生時代に使った筆者のおすすめと使い方も解説します。
筆者情報
tennくん 東京大学理科一類 受験生時代に英文解釈が好きでさまざまな参考書を解いていました。
模試成績 全統模試の英語の偏差値86 東大模試での英語偏差値71など



英文解釈とは?
英文解釈とは、英文の品詞を明らかにして英文構造を理解することです。わかりやすい和訳を作るために必ず必要です。
単語帳を全部覚えても英文は読めず、英文解釈の学習は文の意味を知るために必須です。

英語学習は大まかに、単語→文法→英文解釈→長文 の順序ですから、英文解釈の学習を始める前に単語力と文法力を身につけるべきです。
ただ、英文解釈の勉強をすることで、単語学習の時に意識すべきポイントや文法学習の重要性を理解することができます。
したがって、単語文法ばかりをやってから英文解釈ばっかりをやるよりも、少し背伸びをして難しめの参考書を始めてみる方が効果的です。

英文解釈の技術100にはシリーズがあり、難易度は超入門<入門<基礎<無印の順です。
私は無印から始めました。じっくり考えて丁寧に学習すれば無印から始めても十分に学習効果があります。
英文解釈の技術やポレポレから始めて難しく感じる時は、もう少し簡単な英文解釈の参考書に戻るか、スタディサプリの英文解釈の授業を併用するのが効果的です。
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英文解釈の技術100 ポレポレ 徹底比較!
英文解釈の技術![]() | ポレポレ![]() |
|
---|---|---|
難易度 | 難 | 難 |
問題数 | 100問(類似の演習問題がさらに100) | 50問 |
網羅性 | ◎ | △ |
音声 | ○ CDが付属 | × |
語彙・文法の解説 | ○ | × |
周回のしやすさ | △ | ◎ |
解説 | SVOCと構造の図解 | 試行錯誤のプロセス |
難易度 レベル
英文解釈の技術100もポレポレも高難度の参考書です。
しっかりとやりこめれば、構造がわからなくて読めない文章はほぼなくなります。
問題数
英文解釈の技術100は、100個のテーマがありそれぞれのテーマに1つずつ英文が載っています。
類似の演習問題が各テーマにつき1つずつ載っています。
演習問題をやらなければ100題、演習問題をやると200題のなります。
ポレポレは50このテーマがあり、それぞれのテーマに1つの例題があり、合計で50題です。
つまり、英文解釈の技術100 100(200)題 > ポレポレ50題
それぞれの内容を比較してみましょう。
英文解釈の技術100の内容 1~2 SとVを発見する技術 3~20 文の主要素をつかむ技術 21~33 関係詞節の把握 34~41 共通関係の把握 42~45 省略の見抜き方 46~51 埋没 SPの発見 52~55 副詞的 so thatの把握 56~68 準動詞のSP関係の把握 69 with構文の把握 70~72 名詞・名詞構文の把握 73~77 仮定法の把握 78~83 比較表現の把握 84~85 複雑な修飾関係の把握 86~88 否定構文の把握 89~94 倒置構文の把握 95~96 挿入構文の把握 97~100 そのほかの重要表現
ポレポレの内容 1~4 SVの発見 5~12 句や節,共通関係の把握(等位接続詞に注目して) 13~15 準動詞の主語(句の範囲を間違えやすい所として) 16~28 挿入,修飾語と文の骨格の把握 29~37 関係詞の理解(修飾語の延長として) 38~40 名詞構文(訳出しにくいものとして) 41~47 倒置(プロセス通りすすみにくく、差がつく構文として) 48~50 省略(プロセス通りすすみにくく、差がつく構文として)
扱っている内容は似ているものが多いです。ただ扱う順番が多少違います。
英文解釈の技術100の方がテーマの数が二倍あるだけあって、細かく分類されていますね。
so that構文や比較表現や仮定法などは、ポレポレでは1つのテーマとしてまでは扱えていませんが、英文解釈の技術100では1つのテーマとして手厚く扱えています。
網羅性

網羅性は 英文解釈の技術100>ポレポレ です。
問題数の比較で見たように、英文解釈の技術の方が2倍のテーマ数になっていて、その分細かい内容もテーマとして扱えています。
では、ポレポレで細かい内容に触れていないか、というとそう断言できるわけではありません。
ただ、英文解釈の技術100はそのテーマで学ぶべき内容がテーマ通りにはっきりしているのに対して、ポレポレではテーマに書いてあること以外の内容も解説に詰め込まれていて、学び取るべき内容が分かりにくくなっています。
つまり、英文解釈の技術100の方が網羅性が高いだけでなく、体系的にまとまっています。
音声

英文解釈の技術100はCDが付属していて、ポレポレには付属していません。
英語学習ではシャドイングやディクテーションなどの音声を使った学習が効果的です。効果は正しい発音を知れることだけではありません。
シャドイングでは、情報を英語の単語の順番のまま理解することができるようになり、読解速度の向上に効果があります。ディクテーションはリスニングの聞こえない音を特定したり文法語法の知識を確認するのに効果があります。
CDを使った復習をすることで、英文解釈の学習で身につけた構造把握する力を正しく確認することができます。
ポレポレは、著者である西きょうじ先生がYouTube上で解説をしてくれています。予備校で英語の授業を受けると高いですが、無料で解説を聞けるのはとてもありがたいです。
語彙・文法の解説

英文解釈の技術100は文章中で使われている単語や熟語の説明欄がありますが、ポレポレにはありません。
周回のしやすさ
周回のしやすさは、英文解釈の技術100<ポレポレ です。
問題数の部分で触れたように、ポレポレは50題と少ないので周回しやすいです。
英文解釈の技術100は、100題と多いおかげで網羅的で体系的ではある反面、多いがゆえに周回しにくいです。周回できた時に高い力がつくのは間違いありませんがそれは周回できた時、の話です。
解説
英文解釈の技術100の解説は、SVOCが書いてあり、単語の品詞を正しく判断できたのか確認できます。()と[]で形容詞節か名詞節かも分かりやすいです。修飾語がどこにかかっているか示されていて、分かりにくい構造も矢印等の図解で理解しやすくなっています。
ポレポレも同様に図解がありますが、英文解釈の技術100ほど多くはなく、SVOCも書いてありません。
代わりに、ポレポレの解説は試行錯誤のプロセスが詳しく書いてあります。
たとえば、こう考えるとこんな不都合が生じるな、じゃあこう考えるべきだ、という感じに。
これは受験生が実際の試験会場で頭の中で行うことと同じで、実践的だと言えます。
英文解釈の技術100の解説の特徴は、SVOCと構造と図解です。一方、ポレポレの解説の特徴は試行錯誤のプロセスです。
英文解釈の技術100がポレポレよりおすすめ!
私は両方をしっかりやりましたが、英文解釈の技術100をお勧めします!!
理由① ポレポレよりも体系的かつ網羅的
ポレポレも似た内容を順番に扱っていますが、後半で扱う内容が、序盤の文章の解説に入っていたりします。一つの文章でどの内容を重点的に学び取るべきなのかの判断が難しいです。結果として、一つの文章から十分に吸収しきれません。
逆に、英文解釈の技術100はひとつの文章から学ぶべき内容が分かりやすく、さらにその内容の理解を確かめられるような練習問題がついています。理解すべき内容が何なのかがすぐにわかるタイトルが一つずつについていて、とても勉強しやすいです。
さらに、扱っている内容が多く漏れがなく、どの文章もやればやる程理解ができるような良い文章です。ぜひ繰り返し復習しましょう。
理由② 文章の量が多い
ポレポレが50個の文章を収録しているのに対して、英文解釈の技術100は練習問題も併せて200個の文章が収録されています。
200個もの文章が多すぎてオーバーワークだと感じる方もいるでしょう。
科目間のバランスにもよりますが、英語が受験においてとても重要なことを考えると、英文解釈の技術に量は決して多くありません。何度も復習して強力な武器にしましょう。
練習問題の100個については必ずしも全てを読む必要はなく、理解に不安が残る部分を読むと良いです。
理由③ CDがついている
ポレポレはCDがついていませんが、英文解釈の技術100にはCDがついています。
何度も復習する時に、CDを使って音読すると、構文への理解力が飛躍的に高まり、リスニング力も高めることができます。
実際、私は文章を暗記するくらいまで復習して、英語力と自信を手に入れました。
英文解釈の技術100をつかった効果
私は、英文解釈の技術100を高二の夏〜高二の冬にかけて集中的に勉強しました。何度も何度も復習してほぼ全ての文章を暗記するほどでした。
- 高三の最初の全国模試の河合塾が開催する全統記述模試ではかなりの高得点を記録し、全国偏差値85.9を取れました。
- 駿台が開催する第一回東大入試実戦では、合格に向けて十分な得点を取り、東大志望者だけが受けるハイレベルな集団のテストで全国偏差値71.1を取れました。
- 東進が開催する東大本番レベル模試では、上振れたところもありますが、驚きの96点を取れました。これは帰国子女レベルの得点です。
おすすめの使い方
私はこの参考書を高校2年のうちの完全に理解しました。
英語は理科や数学と比べて自分でどんどん先の内容に進みやすいという特性があります。
さらに得点が実力通りに表れて安定しやすいです。つまり、得意な人はいつも高得点、苦手な人はいつも低得点になります。これは、問題の相性や難易度に左右されやすい数学と異なり、受験を制する上で英語は重要です。
まして、英語の配点の大きな東大入試において、英語を早く仕上げることは、強力な武器になります。
そんな英語を効率的に武器にするには、英文解釈の技術100をどのように使えば良いでしょうか。
(スタサプの授業を受ける)
英語が先取りしやすいとはいえ、完全な独学は難しかったりします。
そんな時は、スタディーサプリの関先生や肘井先生の授業を受けましょう。
予備校に通うと1科目で月額20,000円くらいかかりますし、1ヶ月の間に教えてもらえる量は決まっていて、短期間で劇的に成績を上げることは難しいです。
一方スタサプを使えば、月額約2,000円で自分の好きなだけ授業を受けることができます。短期間で成績を上げることができます。
講師の質については、東京大学に合格した私が保証します。とても分かりやすいだけでなく、ごまかさないような授業です。
ほかの科目を受けることもできますし、計画を立てるのが苦手な方にはコーチがサポートしてくれる合格特訓コースもおすすめです!!
まずは品詞を一瞬で見抜けるようになろう
もの参考書を始めた序盤は品詞を見抜けるようになりましょう
そのためには、英文に意味の塊に従って、マークをつけましょう!!
私がやっていたのは、以下の記号です。真似してみてください。
名詞、名詞節・・・[ ]
形容詞、形容詞節、形容詞句・・・( )
副詞、副詞節、副詞句・・・< >
序盤には、このマークをつけまくるのが良いと思いますが、慣れてくるにつれて、マークをつけるのは卒業しましょう。
長文を早く読む段階に到達するには、マークをつけなければ正しく英文を読めないようでは、力不足です。
徐々にマークなしで読む練習もしましょう
何度も何度も繰り返そう
一度理解したつもりの事でも、何回も読めばその度に新しい理解が得られるというものです。
わかったつもりでも、辛抱強く繰り返すと効果的です。
CDを活用しよう
何度も繰り返すと良いことがわかっても、同じことを繰り返すのは退屈です。
そんな時には、CDをつかったシャドーイングをお勧めします。さまざまな感覚を使う方が脳化学的に良いことが知られています。
英文は、日本語と意味の順序が違います。そのため後ろから意味を取るような読み方が綺麗な和訳になっりします。
しかし、後ろから返りながら読むようでは、読むスピードが遅くなります。
早く読むためには、前からまっすぐ読む読み方が重要です。
その練習には、シャドーイングが効果的です。戻ることなく再生される音声にしがみつきながら音読して、その英文の意味を取るような練習をすると、英文を前から読むことができるようになります。
解答の和訳を研究しよう
解答の和訳は、プロが作った和訳です。
傍線が引かれている部分の和訳だけでなく、英文全体の和訳を参考にしましょう。
例えば、名詞構文の訳し方を注意深く研究してみると、解答の和訳が非常に綺麗にまとめられていることがわかると思います。
まとめ
英文解釈の技術100とポレポレの比較を行い、使い方の解説をしました。
両方を使ったことのある感想として、お勧めなのは英文解釈の技術100です。
英文解釈の技術100は私の一番お気に入りの参考書でもあります。
スタサプ等を併用して、完全に理解しましょう。
こうにゅうこうにゅう
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