私は2023年度の共通テストを受験しました。理系で国公立志望でしたから5教科7科目で受験しました。当時の経験をかこうと思います。
共通テストを控える受験生や共通テストを終えた受験生の参考になれると嬉しいです。
特に、共通テストで自分の望んでいた点数を取れなかった受験生に読んでもらいたいです。
諦めずに志望校合格に向かって、二次試験までの時間を過ごせることを応援しています。
リサーチE判定の不利な状況から逆転合格したサンプルの一つとして読んでください。
ちなみに、自分よりも低い共通テストの点数から合格した知人を何人か知っています。
共通テストで失敗しても二次で逆転することは可能です!
共通テスト対策スタートダッシュ失敗
まず、私は共通テスト対策を怠っていました。
友達の東進生は夏休みに共通テストの過去問を解くように言われていたようで、夏休みのあいだに共テ対策をしているのをみたりしましたが、自分はまだ早いだろうと思っていました。
12月くらいになっても、共通テストの点数は圧縮されるから2次の対策に力を入れたいなと思って、共通テストの勉強を始めるのが遅くなっていました。
そう、共通テスト対策を始めるのが遅れていたのです。
おまけに、共通テスト模試もあまり受けていなかったので、準備が完全に遅れていました。
直前になって焦り、友達とパックを解いたり、過去問を通しで解いたりしました。
十分な時間だけ共テ対策できたわけではないものの、他の友達と同じくらいのパックの点数を取れて、直近の過去問でそこそこの点数がとれて、なんとか間に合ったかな。と感じていました。
自信満々で過ごした共通テスト当日
共テ本番直前になり、本番でしっかりと得点できるのかとても不安になっていました。
合格した先輩に
「本番中に不安になってもいいことないから、自信もって実力出し切るのが一番だよ!」
というアドバイスをもらい、そのとおりやん!!ってなった私は自信満々で行こうと決めていました。
それでも、1科目目の地理の問題を配られてからの待つ時間や問題を包装するビニールを破る時に、とてつもなく緊張して、自信喪失しかけました。
2科目目の国語からは慣れて、不思議と不安な気持ちは消えかけて言いました。
自信満々でいこうと決めていた自分はいい調子で問題を解いていきました。
結局、2日間の試験が終わりそこそこの達成感で帰宅しました。
共通テスト失敗
私は東大志望で800点くらい取ることを目標にしていました。
達成感を感じながら帰宅し、
「問題の解け具合どんなもんだい。」
という感じで自己採点しました。
自己採点の結果は730くらい/900
信じられずに50回くらい電卓を叩き直したんじゃないでしょうか。1科目足し忘れたのかな、とか思って。何回計算しても結果は変わらず、自分の携帯の電卓以外も試しました。それでも合計点数は変わりませんでした。
なんだ今年の共通テストは難しいのか、って思って納得させようとする自分がいましたが、やばいことはわかっていました。
Twitterを見渡せば、超高得点者の数々。850点くらいとってる人がザラにいて絶望しました。
Twitterはごく一部の超高得点者が点数を上げているだけで、全員があんなに点数を取れているわけではありません。気にしなくっていいんです。
それでも気になってしまうもので、自分と比較して落ち込んでしまいました。
翌日にリサーチをしに学校に行くのですが、周りの東大志望は、790〜800くらいをとっている人がとても多くて、自分と同じような点数をとっている東大志望はほぼいませんでした。
とてもとても絶望しました。
リサーチは当然のE判定
河合塾と東進のリサーチにだしたのですが、結果は当然両方ともE判定。
周りの東大志望はA判定とかB判定とかをとっているのをみて、AとEの差に心が折れそうになりました。
全員が、担任の先生とリサーチの結果を見て面談をしました。
その時に、「自分と同じくらいの得点率で東大に合格した先輩いましたか?」って聞いてデータ探してもらいました。
しかし、数分探してもらっても、そんな先輩のデータは出てきません。
先生も、そんな先輩はいないということは強調せずに、合格できないわけじゃないということを伝えてくれました。
そんな先生の様子を見て大失敗したんだな。ということを実感しました。
自分の学力不足が怖かった
共通テストを失敗で終えて、私は恐怖と絶望に苛まれていました。
何が怖かったかって?
他の受験生に点差をつけられてしまったことではありません。
だって、共通テストで100点差くらいつけられても、二次試験の10点差くらいにしかならなくて、数学の大問1つ20点なことを考えると、簡単にひっくり返りますから。
自分の学力が東大合格するのには足りていないのが怖かったです。
今までの勉強で学力を高められていなかったのか。。。そう思うと無力感に襲われました。
点数を取れてないことより、点数をとる能力がないことが怖かったです。
だって学力が不足していたら、2次で点を取ることができないから。
それでも、前期東大一本で受験した
共通テストは大失敗しましたが、それでも前期東大一本で受験しました。
それは、今まで東大対策の勉強をしてきていたし、行きたいと思っていた大学だったからです。
足切りには引っ掛からなさそうな点数だったので、そのまま出願することにしました。
後期の大学に出願しなかったのは、2/26まで勉強を頑張った直後に、「さあ後期の対策をするか、」という気持ちになれる気がしなかったからです。だったら、前期に全力を注いでダメだったらもう一年という気持ちでいました。
私立に出願しなかったのは、受かっても入学しない気がしたからです。試験慣れという意味で受験することも考えたのですが、東大受験本番はどっちみち緊張するだろうし、私立対策をするのにもかなりの時間がかかります。
受験するのなら最低2年くらいは過去問を解こうと思いますが、全科目の過去問をといたら丸一日かかるでしょうし、早慶を受けるとなるとさらにその二倍。受験当日だけでなく、その前日の緊張や、翌日の気分の浮き沈みなどを考えると、東大対策につける時間は大きく減ってしまいます。
だったら行きたい大学一本に絞って、できる限りの対策をしようと決意しました。
共通テスト失敗して、他の受験生たちには差をつけられている状況だったので、気持ちが引き締まり、緊張感を持って勉強に取り組めました。
直前期に時間を得しているという感覚
東大一本に絞ると決めてから、落ちたら即浪人というプレッシャーはありました。
ただ、周りの人が私大の対策に時間を取られたりしている中で、東大対策に多くの時間を使えて得をしている気分でした。
対策に時間を使って落ちるのと、受験しないで対策に時間を使わないのなら、後者の方が賢明だなと思っていました。
実際、早慶に受かるのは簡単ではなく、受かったら確実に行くのでない限りは受けなくてもいいのかなと思います。
過去問で手応えを得れた
共通テストからの時間は全て東大対策に使うことができ、今まで疎かになっていた現代文の対策を入念にすることができました。林修先生の映像授業を受けていました。
数学を時間測って演習するのにも時間が使えました。取るべき問題を見極めて、自分の答えが合っているか検算して、時間内で点を取り切るという練習を多く詰めました。
この時期には、過去問以外にも模試の過去問を使って、他の受験生よりもおおくの演習を積めました。
過去問でも合格者最低点を超え、少しだけ余裕のある点数を取ることができました。共通テストの失敗を考えても合格できるくらいの点数を取れるようになっていました。
合格
共通テストに失敗してから、二次試験の対策に全振りして、なんとか東京大学に合格することができました。
共通テストのビハインドを帳消しにして、少しだけ余裕のある点数(余裕というほどの余裕はない)で合格することができました。
東進がよかったのかも
東進に通っていた友達は、夏休みに共通テストの過去問をある程度解くように指示されったようでした。
当時の自分は、夏休みに過去問は早すぎるでしょ、って思っていました。
しかし、今思うと東進の指導が正しかったのかもしれないと思います。
共通テスト直前になって焦ったり、共通テストに失敗したりするのは、精神衛生上良くないですから
気になった人は、資料請求や体験授業をしてみては?
まとめ
共通テストで点数を取れないことは、圧縮されることを考えるとそこまで影響はありません。
ただ、共通テスト直後から2次までの間の精神状態に多大な影響を及ぼします。
私の場合も失敗して落ち込みましたが、緊張感を持って東大対策だけに打ち込むことができ、結果的に逆転合格することができました。
友人曰く、2次までの間の私の表情は悲壮感に満ちていたそうです。
自分的には程よい緊張感を保てて集中しているつもりだったのですが。
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